私たちは大鹿村の住民とその仲間による有志の集まりです。
2017年に発足し以下の3つを目指して活動しています。
そのために私たちは大鹿村を中心に、 人づくりや地域づくりに取り組んでいます(2018年現在)。
2016年11月、大鹿村でリニア中央新幹線南アルプストンネルの 長野県側での起工式が行なわれました。
JR東海は「理解と同意」が得られなければ 工事ははじめられないと言っていました。
しかし、その「理解と同意」は住民ではなく JR東海が判断するというのです。
大鹿村は、住民から十分意見を聞く機会を設けず、 JR東海との間で確認書を取り交わし、工事にゴーサインを出しました。
村議会は密室の全員協議会で4対3で工事開始に同意しました。
起工式では「理解」も「同意」もできなていないのに、 工事を始めるなんておかしいと住民たちが40人近く集まり、 工事に抗議の声を上げました。
「反対」と言わないと賛成に数えられてしまうからです。
今まで私たちには、一度も「リニア新幹線をやめる」 という選択肢は提示されたことはありません。
でも、大鹿村の主人公は、村を壊す人たちではなく 村の風(歴史や文化)の中で、自然や動植物とともに暮らす村の人や、 そんな村が気に入ってやってくる人たちのはずです。
リニア反対は、私たちの当たり前の選択肢。 リニアはなんて時代遅れ。やめて自然を生かしながら村で暮らしたい。
もっともっと村の宝を見つけて、魅力を人に伝えたい。 そんな思いで発言しながら暮らして生きたい。
十年先は村をもっとほがらかに、もっと風通しよくするために活動しています。 私たちの村を私たちの手に取り戻すために……
東京(品川)―名古屋間286kmを40分(品川―大阪間は60分)で結び、 JR東海が事業主体として2014年に国が認可、 2027年の品川―名古屋間の開業を目指して工事を進めています。
総工費は東京―名古屋間の5・5兆円(品川―大阪間は9兆円)で、 3兆円は財政投融資として公的資金が投じられています。
超電導磁石で車体を浮かせる超電導リニア技術は、 新幹線の3倍以上の電力を使うためコスパが悪く、 現在工事が進む中央新幹線以外、世界のどこでも 実用化の目途が立っていません。
過去には磁界が切れる現象で何度も実験に失敗し、 車体の全焼事故もありました。 時速500kmの走行で運転手はいません。
原発と同じく「多重の防護で安全を図る」と説明されています。 南アルプストンネル25kmの長野県側は主に鹿島建設が、 山梨県側は主に大成建設が施工しています。
大鹿村では、4つの坑口や2カ所の工事宿舎、 1カ所の橋梁、変電施設、送電鉄塔と送電線などによる景観破壊、 300万立米排出される土砂を搬出するための 一日最大1736台ともされる工事車両の往来によるダンプ公害、 村内各所に投棄されるズリ、等々の環境への影響を受けます。
JR東海は安全性や環境への疑問や不安の声に「大丈夫」と言ってきました。
しかし2027年12月には、大鹿村に通じる道路で トンネル事故を起こし、村民1000人に影響を与え、 交通障害や燃料不足、親族との交流の途絶など 「リニア災害」を引き起こしました。
また、同時期に入札不正があったことが明らかになっています。
被災地の私たちはお勧めしませんが、 本当にリニア新幹線を作りたいなら、 JR東海をあてにするのはよしたほうがいいです。
「大鹿村っていいところ、と言われてもなぁ」と言いながら、 大鹿村にこだわるへそ曲がりの3~40代のメンバーが中心です。
発足の事情からして「言いたいことを言う」こと、 間違ってても表現すること、協調性に欠けていること、 などが特徴として見られます。
あまり思っていることを言わない人の多い大鹿村では 珍しいので見て知り合いになってください。
以下のどちらかに会費2000円を入金することで入会できます。 (入会通知は会報「越路」の最新号の発送をもって代えさせていただきます)
1 郵便振替
00560-9-103082 加入者名:大鹿の十年先を変える会
2 ゆうちょ銀行
オオシカノジュウネンサキヲカエルカイ
〈郵便口座から〉記号11190 番号42277151
〈他行から〉【店名】一一八(読み イチイチハチ)【店番】118
普通【口座番号】4227715
*ゆうちょ口座の場合、オナマエと金額しかこちらで把握できません。 恐れ入りますが、お名前・住所・問い合わせ先(TEL)を 以下のどれかにお知らせください。
TEL 0265-39-2067(宗像)
FAX 0265-39-2116
メール munakatami@gmail.com
*写真はH・E・ドーントのInakaから。
「人と自然のいい関係」を大鹿村で築き、 住民自治を育んで、リニアを中止に追い込むことが私たちの使命です。
皆様からのご支援は、そのための活動の大きな推進力となります。
会報「越路」や「とおせんぼ」の発行以外に、 これまで皆様からいただいたご支援は、次のような活動に役立てることができました。
以下のどちらかに入金することでご寄附いただけます。 2000円以上ご寄付をいただいた方には、 会報「越路」を隔月で送付いたします。
TEL 0265-39-2067(宗像)
FAX 0265-39-2116
メール munakatami@gmail.com
大鹿村は南の大河原と北の鹿塩の二つの旧村が明治時代に 合併したときに、「大」と「鹿」の字をとってできた村です。
南北朝時代には、大河原の「最奥」の御所平を 南朝の後醍醐天皇の息子の宗良親王が拠点にしていました。
越路は、この御所平と鹿塩を結ぶ峠の名称です。 この峠を通じて宗良親王に鹿塩の塩を運んだと言います。 「最奥」の地も実は各地を結ぶ交通の要衝だったのです。
「越路」は「大鹿の十年先を変える会」の 会報(16ページ)として隔月(ぐらい)で発行しています。 本サイトで1号につき、1記事を紹介しまています。
以下のどちらかに会費2000円を入金することで郵送いたします。
大鹿村内を中心に配布している 主にリニア新幹線早期実現のための不定期の情宣チラシです。 会員には、越路発送時に最新号を同封しています。
声明や要望書など。