記者さんが取材に来るということで、一日付き合いました。
ナビでうちの住所に来ようと思ったら釜沢まで行ったということなのでとりあえず、非常口2カ所を見に行きました。
あまり変化はないのですが、工事は一応続いていました。
手提げバックで来たら、山の中に入っていったため、靴紐をしめなおす記者さん。
地滑り個所はずり落ちたまま舗装されていました。
その後、近所のMさんといっしょに、鳥倉林道を上がっていき、途中の湧水がうまいからのんでみろと言われました。たしかに抜群にうまく、とても柔らかい、南アルプスらしい味がしました。ただし水量は減っていると言ってました。
ここが上蔵の水源。
南山牧場に行く途中またぐ沢。いつもはMさんが指を指す場所まで水が来るそうです。
牧場にある池が干上がっていました。ここはこれまで一度も干上がったことがないそうです。ぼくも渇水期の冬に来てスケートをしたことがあります。
やばいよ。
牛たちは水飲み場で水を飲みますが、この水は水源地から引いてきます。いま溜まっているのは雨水。
そして、南山牧場は大鹿一美しい所。
ここが水源地。案の定、水がしょぼしょぼしか出ていなくて、Mさんによれば、いつもの20分の1ほど。
その上流の取水口はほとんど水がなくなっている。
左の沢は枯れているのでした。
これが鳥倉山。この山の向こうがリニアの工事現場になり、お椀を伏せたような山の向こう側の縁をトンネルが掘られている。水は上部のほうから減少しているというのがよくわかった。
帰りに立ち寄った小渋川非常口掘削部。ここから掘っているのが山の上の水枯れを引き起こしているようだ。
今年は田んぼ要員が一人減ったため、田植えにたどり着けるかだいぶ心配だったけど、とりあえずいろいろ聞いて代掻きまでこぎつけた。
今年のミゾゴイ田んぼ
今年の新人Kさん。今年から空いた小さな田んぼを借りて、とりあえずはじめて、いっしょにMさんに代掻きを頼みました。
あとは、線を引いて田植えを待つだけ。
23日が田植えです。
恒例の田植え前の井水整備。下見であちこち水漏れしているのがわかっていたので、今年はKさんと下から補修しながら登りました。
しょっぱなから漏れてましたが、林道から近いので後回し。
継ぎ目で漏れ漏れの図
樵のKさんが、即席で枝を切ってほじくり棒をつくり、周囲を掘り出し、肥料袋を巻いて、番線で止めて修理完成。手慣れてました。
二か所目。
三か所目はパイプの継ぎ目。上から土砂が落ちてきてパイプが動いて水が漏れてました。
途中黒の田の小屋に獣発見。逃げ回っていて、小屋から逃げていくところをみると、ハクビシンでした。
木のうろに逃げ込んでセーフと。
ここを行き過ぎると上から仲間が下りてきて、取水口のところは終わったということで、3人で引き返す。
さらに林道の入口のところが大工事。下の道路下のパイプもつまりでわいわーを通すなど、今年はあちこちたいへんでしたが、昼過ぎには終わって打ち上げでした。
冬に水が止まったため、氷が膨張してパイプを痛めたり、目詰まりを起こしたのかもしれません。来年は気をつけよう。
赤石だけはこの日真っ白。
田んぼに注水開始でした。