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月別アーカイブ6月 2023

一周監視2023.6.25

久しぶりに半の沢の盛り土工事現場に行く。手抜き工事の沈砂池が完成していた。そのうち壊れると思うよ。

小渋川の仮残土置き場は、山盛り状態。

トビガス沢の盛り土処分場、長尾ダム(副村長の長尾勝を顕彰してのネーミングです)の建設予定地。整地してあったけど、川はすぐそこ。こんなところに土を盛っちゃだめだよ。

ヒ素入りの有害残土の実証実験地。現村長を顕彰し熊谷処分場とネーミングしました。

鉱毒実証実験

大鹿村内では、鉱毒の実用試験が行われています。恐ろしいですね。

前の小渋川の川原はまたまた大改造。こんなところに残土を盛るとか、狂ってるとしか思えませんが、そうは思わない人が、村長や社長をしてたりするわけです。日本が悪くなるのは当然です。

それにしても、川いじりすぎだろう。

長野県盛り土条例に基づく説明会開催の要望書

長野県知事 阿部守一 様

2023年6月20日

大鹿の十年先を変える会(担当 宗像充)

 お世話になります。

2023年6月16日の信濃毎日新聞の記事で、大鹿村内釜沢地区内の6500㎡の「仮置き場A」についての説明会の開催について取り上げられていました。この「仮置き場A」が、長野県の盛り土条例の施行によって義務付けられた説明会開催の適用対象になっていながら、釜沢地区のみにしか説明会がなされていなかったことを報じるものです。

 当会も信濃毎日新聞社からの問い合わせによって上記事実を知りましたが、報道によって村内の住民が知らされるなどあってはならないことです。もちろん知り得ない情報をもとに住民が説明会の開催を求めることはできず、条例の適用対象をあえて限定して、盛り土の安全性を確保するのが目的の県条例に対する脱法行為とのそしりを免れることはできません。

 下流部には、福祉施設、学校、村役場、観光施設等、村民全員が利用する公共的な施設が集中しています。影響は大きく、村民全員及び下流町村の住民を対象にした説明会の開催が必要です。

 なお、3か月に1度開催されているリニア連絡協議会では、住民の疑問に直接答える場ではないので(一度も委員の自治会長から住民は説明を受けたことがありませんし、傍聴者の意見は取り合われません)、県条例が想定する説明会とはみなしえません。これをもって義務を果たしたとする理由付けも脱法行為ですので、念のため申し添えます。

要望項目 

長野県盛り土条例に基づいてJR東海が許可申請を予定している「仮置き場A」についての、村民を対象にした住民説明会を開催するよう、JR東海に求めてください。その際下流域の住民も参加し発言できるようにするように求めてください。

写真はイメージです。

有害残土(要対策土)についての質問状

大鹿村長 熊谷英俊 様

 

2023年6月7日
大鹿村大河原2208

大鹿の十年先を変える会
宗像 充

 

 お世話になります。

JR東海は大鹿村内で発生して村内で仮置きされている、基準値を超えた重金属を含む要対策土(以下「有害残土」)について、「不溶化剤」を混ぜて処理し、盛り土や擁壁の造成に利用するため村内の実験に着手し、変電所建設工事に用いることを表明しています。この点について以下不明点がありますので、質問いたします。

 

1 熊谷英俊村長は過去、信濃毎日の取材に対して有害残土を村内に置くことは否定していましたが、現在ではその回答自体を否定しています。受け入れを容認しているという意向でよいでしょうか。また容認したのであれば、その理由は何ですか。

 

2 有害残土の置き場の確保に関しては、かねてから度々説明会等で当会のメンバーも反対の意向を表明しています。しかしながら他地域での処分や受け入れ状況について、明確なJR東海からの説明を住民として受けていません。

にもかかわらず村は大鹿村内での処分を前提に実験を容認しています。村内に置くのが前提の実験をするのであれば、実験前に住民への説明をするべきですが、住民説明会もなく新聞報道がなされ、説明がなされたのは3月のリニア連絡協議会の席でした(新聞報道で知り得たにすぎません)。実験前に村がJR東海に説明会を求めない理由は何ですか? 

なお地域住民としてリニア連絡協議会での説明が委員を通じてなされた経験は皆無ですので、連絡協議会を通じて説明をしたという理由はこの場合当てはまりません。

 

3 汚染土壌を受け入れる処理施設は現在でもありますが、そのような施設の利用を大鹿村が求めない理由はなんですか。

 

4 「不溶化剤」の材質について教えてください。またその利用実績について教えてください。不溶化剤を混ぜた有害残土の上に建物を作る実績があるかどうか教えてください。

 

5 有害残土からの重金属の流出の程度に関する実験は長期間を要すると考えますが、実験に要する期間を教えてください。

 

6 林野庁は1970年代からコンクリートに混ぜて薬剤の流出を防いで土中に埋め管理してきたと述べてきた、除草剤(ダイオキシンを含む2・4・5―T剤が混入した者)の回収・処分をすることを表明しています。周辺住民の不安の声を受け、国会で度々この件が質問されたことを受けた結果ですが、このような過去の埋設管理の実情と今回の実験との違いを教えてください。

 

7 有害残土を置いた場合、上部からの崩落や小渋川の増水による建物や置き場の流出の可能性について、村がどのように考えているのか教えてください。また有害残土の流出によって下流域に影響を与えた際、村にどのような責任が生じると考えているのか教えてください。

 

8 有害残土置き場を地域内ができることによってそれが前例になり、他の地域からの有害残土の置き場や不法投棄、さらには廃棄物処分場の林立といった状況になった地域は多々あります。現状大鹿村へのアクセス道路は向上しており、さらには村内に規制がないため、こういった未来図はけして絵空事ではありません。こういった可能性について村の見解を教えてください。

 

9 「日本でもっとも美しい村」を標榜する村のイメージを傷つけますが、この点についての村の見解を教えてください。

 

10 5月22日の上蔵地区での村政懇談会の席で熊谷英俊村長は、計画には地域の合意が必要だと述べました。どのような方法で合意をとりますか。

 

11 今後さらに有害残土が出た場合には、JR東海にどのように対処させるつもりですか。

 

本質問状は公開のものです。回答は当会のHPや配布物等で公表します。回答は6月21日までに上記住所まで書面にてお願いします。

【大鹿村からの回答】