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Category Archiveイベント

南アルプスからのSOS

2025年4月20日(日)13:30~16:30 
松本市勤労者福祉センター(松本市中央4-7-26)2-2会議室 
参加費 500円

南アルプスの未来にリニアはいらない

●トークセッション「私だけが知っている南アルプス」

馬目弘仁(山岳ガイド)×猪熊隆之(山岳気象予報士、ヤマテン)
司会 宗像 充(三伏峠小屋冬期小屋番)

●報告「池上彰もびっくり! そうだったのか 建設現地」

服部  隆(南アルプスとリニアを考える市民ネットワーク共同代表)
「南アルプス探検隊蛇抜沢(国立公園特別保護地区)を行く」*動画あり
金丸 宗(映像取材者)山梨県の工事進捗状況
宗像 充「日本で最も美しい村」大鹿村の真相
司会 小畑ちさほ(自然保護活動家)

昨年3月29日、JR東海は2027年の開業を断念し、2034年以降の開業を表明しました。
各地の工事が実は2027年には到底間に合わなかったことが明らかになっています。
「静岡県が足を引っ張っている」との報道は、開業の見込みが立てられないJRによる責任転嫁キャンペーンに、マスコミが乗っかったのが真相でした。
南アルプストンネル建設現地の長野県大鹿村では昨年、2カ月続けてダンプの転落事故がありました。山梨県ではすったもんだの末に始まった調査名目の先進ボーリングを途中で放棄。岐阜県のトンネル工事ではすでに死者が出ています。大鹿村でも減水が、地下工事による水枯れや気泡の発生も沿線各地で起きています。
静岡県で工事が始まれば、300mの地下水位の低下や河川流量の減少は避けられません。
JRはこれら環境の変化に代替措置を取ると述べていますが、一度失われた自然は元には戻りません。
リニアは国家的事業と言われてきました。しかし南アルプスもまた国立公園であり、自然と人間社会の共生を掲げるユネスコエコパーク(生物圏保存地域)です。
山を愛し親しんできた私たち登山者は、南アルプスの自然と人間社会の架け橋です。できるあてもないリニアのために、受け継いだ大切な冒険のフィールドをなぜ失わなければならないのでしょうか。
リニアを作って南アルプスの自然をなくしますか?

 

主催 大鹿の十年先を変える会 TEL0265-39-2067
協力 リニア新幹線を考える登山者の会、国際環境NGO FoE Japan
後援 全国自然保護連合、長野県自然保護連合、日本自然保護協会、リニア新幹線沿線住民ネットワーク


発言者プロフィール

馬目弘仁

 1969年生まれ、福島県出身松本市在住。山岳ガイド。信州大学農学部へ進学し本格的なクライミングの世界へ。南アルプスでは甲斐駒や戸台の岩場に足跡を残す。半年間休学してヨーロッパへ渡り、ドリュ西壁やグランドジョラス北壁、フレネイ中央ピラーを登る。2008年テンカンポチェ峰(6,446m)北東壁初登攀。2012年キャシャール南ピラー(6,770m)初登攀でピオレドールを受賞。クライマー交流の場として「ウインター・クライマーズ・ミーティング(WCM)」の発起人・世話役。

猪熊隆之

 1970年生まれ、新潟県出身茅野市在住。中央大学山岳部で山を始め、チョムカンリ登頂、エベレスト西稜(7650mまで)を登る。最近ではマナスル、エベレストなど現場で気象情報を配信しながら海外の高峰に登頂している。山岳気象予報士として日本初となる山岳専門の気象会社ヤマテンを設立。国内の山の天気にとどまらず、海外の高峰の登山隊の登頂に気象予報の側面から貢献する。また中央大学山岳部の元監督であり、国立登山研修所の講師・専門調査委員を務める。著書に『山岳気象大全』(2011、山と渓谷社)、『山岳気象予報士で恩返し「山の天気屋さん」の毎日は、ヒヤヒヤ・ドキドキ』(2013年、三五館)、『山の天気にだまされるな! 気象情報の落とし穴を知ってますか?』(2016年、山と渓谷社 ヤマケイ新書)他多数

宗像充

 1975年生まれ、大分県出身大鹿村在住。一橋大学山岳部に在籍し、クライミング、雪山、沢登りと日本各地の山を登る。岳人で記録欄を担当し、ルポを中心にライター・編集者として活動。2012年にリニア新幹線の取材で大鹿村に入ったのをきっかけに、2016年に大鹿村に移住。現在は、「大鹿の十年先を変える会」で リニア新幹線反対と地域づくりの活動を続け、会報「越路」を発行。三伏峠小屋冬期小屋番。雑誌Fielderで連載を持つほか、著書に『ニホンオオカミは消えたか?』(2017年、旬報社)、『南アルプスの未来にリニアはいらない』(2018年、大鹿の10年先を変える会)他多数。

服部隆

 1953年生まれ、静岡県焼津市在住。立教大学法学部に進学。自然破壊に憤り、東大・宇井純主催の反公害自主講座(駒場)に参加、水俣病患者の支援活動にかかわる。30歳で静岡にUターンし、成瀬陽一(当時20歳)と出会い、男だけの沢登り同人「海綿隊」を創設。大井川水系では栗代川、信濃俣河内、赤石沢、奥西河内、倉沢等を遡行。38歳でフリークライミングに傾倒、クライミングチーム「やくたあもにゃあ」を設立、馬目氏を会員に引きづり込む。現在ナウシカ山の会主宰。南アルプスとリニアを考える市民ネットワーク共同代表。「南アルプスを守って死ぬのが大人の責任」と旗を立て、全国講演行脚中。

金丸宗 

 1962年生まれ、松本市在住。元NHK職員の映像取材者。リニア新幹線の工事を巡る生活・環境破壊のリスクや反対運動について、広域・長期間にわたって映像記録を続けている。

小畑ちさほ

 1962年生まれ、諏訪市在住。父の小尾博巳は南アルプススーパー林道、美ヶ原ビーナスラインの建設反対運動に携わった登山家であり自然保護活動家。自身も反対に加わった霧ヶ峰のメガソーラー建設は中止に。南アルプススーパー林道は、2019年の豪雨によって北沢峠~広河原間が崩壊し、50年前の反対運動が予言した通りに通行不能となった。

 

 

三宅岳さんと 黒の田街道を歩こう

 

上蔵と鳥倉林道(池キャンプ場付近)の間の山道、黒の田街道は、かつて共有地と上蔵を結んでいました。途中には石仏や組合の東屋もあり、鳥倉林道から大河原への近道でもあります。

現在も黒の田井水管理組合が年に一度の井水整備で利用していますが、井水組合も人数が減り、黒の田街道も近年荒廃が進んでいます。

この黒の田街道を、各地で山の暮らしを取材してきた写真家の三宅岳さんと歩きます。

上蔵と山の暮らしを振り返り、これからの上蔵と黒の田街道のこれからを考えたいと思います。

3月20日(木・祝)

 

8:00 上蔵福徳寺集合 黒の田街道を歩きます

【コース】車で黒の田街道入口まで移動(迎車を冬期ゲートまで)、黒の田街道(3㎞)を鳥倉林道まで、夕立神を経由冬期ゲートまで(車で下山)

正味3時間程度

*車の乗り合わせがあるのであらかじめ下記連絡先までお知らせください。また途中道が荒れた部分があるのでハイキング程度の山の経験は必要です。

【持参物】カッパ、水、行動食

13:30  三宅岳さんのお話「私が見た山の暮らし」    @上蔵集会所 参加費500円(予約不要)

1人、帽子、草の画像のようです

三宅 岳(みやけ・がく)

1964年生まれ。神奈川県藤野町(現・相模原市緑区)に育ち、遊び、暮らす。東京農工大学環境保護学科卒。フリー写真家。おもに山の写真を撮影。北アルプス・丹沢・入笠山などの山岳写真に加え、炭焼きをはじめ山仕事や林業もテーマとする。著書に『アルペンガイド丹沢』『雲ノ平・双六岳を歩く』(山と溪谷社)、『炭焼紀行』(創森社)。『山に生きる 失われゆく山暮らし、山仕事の記録』(山と渓谷社)ほか多数。

 

大鹿の十年先を変える会 0265-39-2067/munakatami@gmail.com(宗像)

北条時行と大鹿村

大鹿村桶谷には北条時行の供養塔と伝えられる墓石があります。

北条時行は鎌倉幕府で権力を握った北条家、最後の当主、北条高時の遺児です。

1333年の鎌倉幕府滅亡の2年後、諏訪にいた北条時行は「中先代の乱」で鎌倉を奪回します。その後は南朝に所属し、2度鎌倉入りを果たしています。大河原(大鹿村)にいた宗良親王とも度々行動を共にしたことがあることがわかっています。

諏訪から大鹿村の間には時行に関する伝承が散在し、桶谷もその1つです。

時行は鎌倉幕府滅亡の約20年後、鎌倉近郊の龍口で処刑されています。

7月から北条時行が主人公の『逃げ上手の若君』のアニメがテレビ放映されました。

時行の供養塔は大鹿村にしかなく注目されていますが伝承は乏しく、

供養塔も2022年に再確認されたばかりです。

大鹿村と北条時行のつながりを学び、

私たち住民が、地域の歴史と伝承を知る機会にしたいと思います。

■日時 2024年10月5日(土)午後1時開場1時半開始~4時

■場所 大河原交流センター(道の駅「歌舞伎の里大鹿」前)大広間

■資料代 500円*予約不要です。直接会場にお越しください。

〇内容

・講演 鈴木由美さん

「なぜ北条時行の供養塔が大鹿村にあるのか? 『逃げ上手の若君』と中先代の乱」

<プロフィール>中世史研究家。帝京大学文学部史学科卒業、中世内乱研究会会長。著書に『中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢』(中公新書、2021年)、共著に阿部猛編『中世の支配と民衆』(同成社、2007年)、呉座勇一編『南朝研究の最前線 ここまでわかった「建武政権」から後南朝まで』他。

・報告 時行の供養塔「発見」とその後 宗像 充(ライター、大鹿の十年先を変える会)

ほか意見交換

 

  • 共催 南アルプスから学ぶ会、大鹿の十年先を変える会 ●

TEL 0265-39-2067 メール munakatami@gmail.com

 

世界級の自然破壊へ、ようこそ。リニアの信州

残土あふれる清流、串刺しの南アルプス、高架で寸断される田園、ダンプ行き交う山里……

世界級の自然破壊へ、ようこそ。リニアの信州

★リニア建設現地フィールドワーク+「とっておきの大鹿」体験トリップ

2027年の開業が不可能になったリニア新幹線。
工事が進まないのは静岡県のせい?
JR東海の工程表では長野県でも2027年の開業は不可能です。
実際に長野県下の工事予定地はどうなっているのでしょうか?
リニアに「?」の人のためのリアリティーツアー

 

山梨リニア実験線建設風景

 

1 「体感しよう!世界級の自然破壊」伊那谷リニア建設現地周回

■日時 2027年7月29日(土)10:00―15:00 

■集合場所JR市田駅(10:00)

■コース 市田駅―(高森町の残土置き場)―長野県駅予定地―天竜川橋梁建設地(昼食)―坂島非常口―本山残土置き場―お手形神社(15:00解散)

■参加費 無料(申し込みは末尾連絡先まで)

■人数12人まで

□案内 宗像充(大鹿の十年先を変える会) 現場同行 壬生眞由美さん

*持ち物等 お昼ご飯(途中で買えます)、動きやすい服装

*自家用車での移動です。道が狭いので車を乗り合わせする場合があります。また電車で参加される方は申し出ください。

 

2 「とっておきの大鹿」体験トリップ

大鹿とっておきスポット・夕立神、南山牧場へ 

■日時 7月30日(日)8:00―15:00(歩行時間2時間)

■集合場所 大鹿村ディアイーター前(大鹿村新小渋橋北側駐車場広場)

■コース ディアイーター前(各自車で移動)―小渋川非常口―夕立神パノラマ公園―南山牧場

■案内料 2000円(申し込みは末尾連絡先まで)

*会員は無料

■人数 8人程度(雨天時は建設現地見学とスライド上映)

□案内 宗像充(大鹿の十年先を変える会、山のライター)

*必要なもの ハイキング程度の経験、日帰り登山装備、お昼ご飯(行動食)

*29日に宿泊される場合は各自ご予約をお願いします。会員は良山泊にステイできます(入会、利用等お問い合わせください)

  • 主催 大鹿の十年先を変える会(担当・宗像充)

(予約・問い合わせ先)TEL 0265-39-2067(宗像)、メール munakatami@gmail.com