旅舎右馬允のサイトからの転載です。
http://umanojou.com/news/2019/12/18/6790/
村内、リニア車両のための迂回ルート設置について、9月30日付けでJR東海と土地の賃貸借契約を結びました。本日、村のリニア連絡協議会でも地権者(前島久美)としてご報告及び契約書の解説をさせていただきました。
全文を公開させていただきます。(ただし固有名詞、個人の住所、印鑑、個人の利益に関する項目は非公開です)
ポイント
①p3特記事項 第12条 協議条項
②別紙2 具体的な環境保全策 3方向のほろ掛け、速度制限、重量計、洗浄装置設置など
◆ 地権者 前島久美の呼びかけ
今回の土地契約書の趣旨は右馬允の持続可能な営業を目的とするものですが、
この契約書は地権者のみならず地域住民や観光などで大鹿村を訪れるすべての方との約束だと理解しています。
より多くの人たちの目で、約束が守られているか、確認していきましょう。今後、工事の進捗状況によっては不都合が生じてくるかもしれません。本契約書を足掛かりとして、より大鹿村の環境が守られる工事計画に変えていくことができるはずです。今後ともよろしくお願いいたします。
◆大鹿迂回ルート問題については、新聞でも報じられていますが、以下のような流れです。
・大鹿村市場地区の市街地の工事車両の通行について、JRの説明会で避けろという意見が多く出た。教育関係者が対岸を通る(迂回ルート)ように提案。
・リニア対策委員会では、残土置き場も決まらないのに迂回ルートを決めるなんておかしい、と反対の声が出た(議事録にあり)
・2016年、村長は地権者に了承を取らないまま、迂回ルートを明記した確認書を締結。議会は4対3で了承。
・地権者の1軒(前島宅)が利用に台数や時間などの条件を出し、JR東海は拒否。
・迂回予定の既存生活道の沿道自治会が、既存道の工事車両通行取りやめの陳情を議会に提出。
議会は自治会役員を呼び出し、現行台数ならよいと言ったのを理由に、陳情を全員一致で不採択。
・地権者は公害調停を申請、その間にJR東海と村は現行台数を一日68台から300台まで引き上げた。
・今年5月31日、公害調停の1回目でJR側が話し合い拒否を通告。調停不成立。