2月26日、公民館鹿塩地区館で、JRと村による、分杭峠手前、儀内寺への残土埋立についての懇談会があった。
この懇談会は、村のリニアレポートに載っていたもので、鹿塩地区対象。主催者が誰なのかもわからないあいまいなもの。
最近、村は反発を恐れて、宣伝はするけど、なるべく人が来てほしくない、という雰囲気ありありで説明会をやっている。この日はなぜか副村長は欠席。
この残土置き場は、青木非常口のトンネルを掘って残土を置くために、現在ある村の残土置き場に土を置けないので、玉突き式に鹿塩地区に持っていくというもの。鹿塩地区の人はリニアとは関係ない、と思っていた人もいたのかもしれないけど、最近、秋葉街道のアスファルトを張り替えたりしていた。この辺、県のJRへの奉仕ぶりと下品さは涙ぐましいものがある。
さすが「世界級の自然破壊 リニアの信州」
それで、この工事、実はだいぶ遅れていて、結局観光シーズンにダンプ運行がバッティングすることになった。もちろん、冬季にやれという要望が観光業者からは出ていた。一方で、小渋線がよくなってよかった、と以前はリニアに反対していたのが、今はお追従をアピールする議員もいた。選挙前だしね。
大河原のぼくはあまりおよびでないようだけど、一応手を挙げて発言した。
一つは、計画が遅れる、と言われても、いったい今どのくらい開業に遅れて住民の要望を入れたら、実際どのくらい遅れが出るのか、というのを数値で示せ、というもの。計画が遅れる、と言って崩落を起こして大迷惑を起こした公害企業。数字くらい出せ。JRはやる気なし。
もう一つは、大河原で説明はしないのか、というもの。村はこれまでの大河原の説明ですでに説明したし、案内も鹿塩には2度出したという。
行政は、「説明会はやった」とまるでやればいいと言わんばかりにアピールすることがある。
こういった場合の反論としては
「計画に自信があるんだったら、何回でも住民に説明にして、計画をよりよいものにしていくのが当たり前、説明したからもうしなくていい、なんてのは通用しない」
というのが公式回答。
「役場の人たちが仕事しない言い訳を聞きにきてるんじゃないんですよ」
と穏やかな口調で言い置きました。